
カバンのことで、こんな疑問を感じたことはないでしょうか?



バックパック?リュックサック?どっちが正しい呼び方なの?



このカバンてなんて形状なんだっけ?



じつはカバンを仕事にしている方々でも人によっては呼び方が違う時が結構あります!
このページでは 現役バッグデザイナーであるぽんずが【独断と偏見でカバンの呼び方を伝わりやすく簡潔に紹介】していきます。
カバンほどファッションアイテムの中で形状や大きさが違うものはありません。
ちなみに社団法人日本鞄協会が1967年に決定したカバンの正式名称数はなんと「76種類」!!
別名を含めると「109種類」にもなるようです!ありすぎだろ!
ただこの中には使われずに消えてしまった鞄や、逆に新しく誕生した鞄もあります。
基本編その1では、現代でもっとも認知度がある代表的な3アイテムを紹介します。
バックパック
現在のバッグ市場の覇者といっても過言では無いアイテムです。
アウトドアやカジュアルシーンはもちろんのこと、通勤通学でもバックパックの背負い方が浸透してきましたよね!
「バックパック」以外にも呼び方が多く、「ザック」「デイパック」「リュックサック」とも呼ばれます。



そこがややこしいのよ。



ではその違いをお話して行きましょう!!
ザック
引用元 : オスプレー イーサープラス60
引用元 : ミレー サースフェー 60+20
登山の世界で使う言い方で、登山に必要な機能・バランス・容量が備わったカバンです。
ちなみに海外ではザックのことも「バックパック」と呼び、ザックとは呼びません。
バックパック
引用元 : ノースフェイス ビッグショット
引用元 : ジャンスポ ビッグスチューデント
基本的にザックと同義なのですが、現在はタウンシーンで用いられるカバンにも使われることが多いです。
そして「バックパック」と「リュック」どっちなんだ問題が一番最初にありましたが、ここでハッキリ言います!
正直、どっちでもいいんです!笑
割とみんな雰囲気で呼んでる感もありますし。
日本鞄協会には「リュックサック」はあるけど「バックパック」はありませんしね。
ただ!ただですね色々なブランドの商品名を見ていると、「バックパック」と表記されていることが圧倒的に多いです。
そこには私なりに感じるポイントがあります。
かなり乱暴な考え方ですが、私は仕事の際、以下の2点があるものをバックパックと考えてネーミングしています。
①ちゃんとした2本のハーネス(芯材を生地でサンドした肩パッド)が付いている
②軽登山に持って行けるレベルの最低限の仕様が備わっている



簡素なものをリュック、機能的なものをバックパックと言う理解でOK!
※ただあくまで私や私の周りの認識ですので、これが絶対というわけではありません。基本はなんと呼んでもいいんです。
ちなみにアウトドアブランドやスポーツブランドは「バックパック」、カジュアルブランドは「リュック」と呼ぶことが多い傾向があります。
ディパック
引用元 : イーストパック
読んで字の如く、「1日分の荷物が入る」カバンです。
アウトドアプロダクツやイーストパックなどを代表する、20L前後で正面にポケットが一個くっ付いたようなカバンを指すことが多いですね。
ちなみにこの名前の名付け親はアウトドアブランド「グレゴリー」だと言われています。
詳しいことは「至高の逸品 グレゴリー デイパック」で説明しておりますのでご興味のある方はご覧ください。
リュックサック
引用元 : ポーター タンカー バックパック
「リュック」の語源はドイツ語です。
定義はバックパックでもお話した通りですが、少し加えると、一般的には小さめなものもリュックと呼んでいます。
後、素材感を活かしたファッション性の高いアイテムもバックパックよりリュックの方が多い気がします。
機能がメインのバックパックより、シンプルなリュックタイプの方が素材感をメインに持っていきやすいからなんでしょうかね。
ナップサック
引用元 : Nike Vapor Gymsack
現在「ナップ」というと巾着タイプのカバンを呼ぶことが多いですね。
ちなみにナップサックの語源は英語で意味としてはリュックと同じのようです。
ボストンバッグ


アメリカのボストン大学の学生が使用していたことからこの名前が付いた、樽型のカバン。
開口部の広さと収納力の高さが特徴です。
以下のような円柱状のものを「ドラムボストン」「ロールボストン」と呼んだりします。
引用元 : ノースフェイス BCダッフル
引用元 : アウトドアプロダクツ ロールボストンバッグ
ちなみにボストンバッグは日本独自の呼び方で、海外では呼び方が用途で変わります。
ジム用に使うバッグ → ジムバッグ
スポーツクラブ用バッグ → クラブバッグ
旅行用バッグ → トラベラーバッグ などなど。。。
海外アウトドアブランドなどもボストンとは呼ばず「ダッフルバッグ」と呼びます。
トートバッグ
引用元 : LLビーン
このアイテムほど呼ぶのに悩まないバッグも少ないでしょう。
トート(Tote)は英語で「運ぶ・運ぶもの」の意で、大型の手提げカバンの総称です。
アメリカのエルエルビーンが1944年に発表した厚手キャンバスのカバンが特に有名ですね!
ショルダーテープが付属したショルダートートも一般的です。


この場合は肩に掛ける機能をショルダーテープが担うので、ハンドル部分は短くなり、握って持つ感じになります。
まとめ
今回は現在もっともポピュラーであろう3アイテムの呼称紹介をしました。
次回は同程度に知名度がある「ショルダーバッグ」「ボディバッグ」あたりを紹介していきます。
カバンは人のライフスタイルに密接に関係しているので、人の生活や持ち物の変化に合わせて進化していきます。
カバンの呼び方もそれに合わせて変わって行くもので、「以前はこう呼んでいたけど今は違う呼称に変わった」なんてこともあるでしょう。
「学生肩掛けカバン」なんて言っても今の学生には通じないでしょうし。笑
そう遠く無い将来「ランドセル」なんかも違うアイテムに置き換わってしまうかもしれませんしね。
本当に多種多様で面白いカバンの世界に少しでも興味を持っていただけたらカバンを生業にしているものとして幸せです。
最後まで見ていただきありがとうございました!


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